今回はギターです。
Hagstromはハグストロムと読みます。スウェーデンの老舗ギターメーカーで、元々アコーディオンとか作ってたそうですが1958年よりギター製造開始。1983年に一度製造中止したのですが、最近復活したようです。
そんなハグストの代表的ギターがこの“1”。
もしくは“model 1”と呼ばれる事もあります。製造は60年代中ごろらしいです。
ボディカラーは赤、白、黒、水色のものが多く、写真の薄紫色はレアカラーです。
このギターは、DEVOの衝撃的なPV
“Satisfaction”で使用されています。よく見えないけど。
ちなみに、PVに写ってるもう一つの角材みたいなギターは、ラ・ベイ“2×4”です。
見た目の特徴としては、ボディが木材ではありません。
トップはプラスチック、裏は合成革です。でも内部は木材なんでしょうか・・・見えないので不明です。
そんなギターで鳴るのかと疑問がわきますが、何故か生音がでかいです。
ピックアップはフロントPUの“L”と、リアPUの“H”の2つをスイッチで切り替えます。両方オフにすると無音になります。
TONEもツマミではなくスイッチ式になっていて、高いか低いかの2択で選びます。
MUTEというスイッチはどうもハイカットみたいです。
フロントPU“L”はトーン高めMUTE無しで弾くとアコースティックっぽい深みがあり、クリーンでも気持ちよく、歪ませるとやや暴れ目なサウンドになって重宝します。
リアPU“H”は普通に使うと耳が痛いので、TONEを低い方でMUTEもONして歪ませて使うと、実にいなたくて、耳に痛さの無い心地よい、中音域の引き立ったなかなか素晴らしいサウンドになります。
そして、演奏面でのこのギターの特徴は、とにかく弾きやすい点です。
ネックが細くて平べったい。そしてストラトシェイプ。
どういう奏法を好むかでも変わるとは思いますが、自分が弾いた限りで、2,3割り増しでリード弾きやカッティングが速く弾けるようになります。何か凄ぇ。
以上です、出音が非常に良く、しかも弾きやすい。何より見た目が格好良い。大変素晴らしいギターです。
これでプレミアなど付かずに現行品が数万とかで売ってたら、なお良かったのですがー。