山田です。先月末発売の
The EFFECTOR BOOK Vol.17のどこかに自分のインタビューっぽいものが載ってるっぽいです。宜しければ。
Mooerも今年から日本に参入して来ている中国系メーカーです。
2012年は中国メーカー大活躍の年ですやね。参入は数社程度ですが、エフェクター市場を大きく賑わせています。
Mooerの大きな特徴は、最小サイズへのこだわり、でしょうか。
ワウ系やマルチを除いたMooerのエフェクターは、どうやら全てこの最小サイズです。
具体的には
こんな感じ。
最小サイズエフェクターで空間系は選択肢少ないので、最小サイズには助かります。
で、そんなmooerのファズエフェクター“Triangle big buff”は先週から日本で正規輸入品として発売開始。
名前からしてどう考えてもトライアングル期のBigMuffです。
自分はこの時期のマフを持っていないのですが詳細な比較レビューと動画は
yu_oshiさんのブログに掲載されています。
かなりソックリな音らしいです。まぁ、ここ見ておけば今回の俺のレビューは必要ないか・・・。
何はともあれ試奏です。
特徴としてはもちろんマフ系ですが、なんとも暴れるサウンドです。
つーか暴れたサウンドしか出なさそうな感じです。
先ずマフ系の宿命でしょうか、ノイズがデカいです。しかも低音に気合入ってるノイズ。
SUSTAIN(歪みの量)を上げると何も弾かなくてもヴブブヴブブ言ってます。
まぁそんな些細な事気にしてたらマフなんか弾いていられないので、ノイズダダ漏れで使うしかないですけどね。
TONEの効きが良く、絞ればこもりすぎて象の嘶きの様な丸くぶっとい歪みに、ツマミを上げればヂリヂリとしたファズらしいサウンドに。
そしてVOLUMEとSUSTAINを上げて行けば壁の様な、期待通りのサウンドが出ると思います。
言わずもがなサスティーンもツマミを上げれば相当長いです。単音がどこまでも伸びて行き、でも気付いた時にはいつの間にかPUノイズのみになっていますが。
自分としてはTONEをかなり上げてSUSTAINをそこそこにしてアンプの歪みを絡ませると、古いマフっぽいガラガラと粗く暴れたサウンドになって美味しいんじゃないかと思います。
もしくは前段にブースターをかませても面白いかと。
以上です。
これは初心者向けと言うよりは、ファズ好きが酔狂で好んで買う様なブツな気がします。
特にマフ系が好きならかなり楽しめると思います。なかなか良いものです。