イケベ楽器創業40周年記念として作られたワウペダル、“クライベイビーIK95”です。WAY HUGEで有名なJeorge Tripps氏が開発に携わっているとのこと。
そして53万の戦闘力と変身をあと2回残してそうなカラーリングが素晴らしい去年末発売の新製品であります。
つーかこの色を発案した社員も採用した社員も、素晴らしいと思いますね。
このペダル見た時、手持ちの白いストラトに紫のピックガードを特注しようかと血迷ったぐらいに素晴らしいです。
ちなみにCrybabyについて簡単に説明しておくと、1967年に英JMI社のVOXブランドより発売。その後JENやThomas Organが販売を引き継ぎましたが、現在はJim Dunlopが販売しています。
仕様ですが、筐体側面にエフェクトを2モード選べるスイッチがあります。もちろん出音が変わりますがコレについては後述します。
内部の電池スペース上にある4つのトリマーは2モード(赤・青)のゲインとワウのかかり方を可変できます。
ポットの横の青いスイッチ2つは入力、出力に対するバッファーのオンオフです。まぁつまりはバッファーのオンオフかと。
で、今回試奏するにあたり、比較になるペダルを購入しました。
現行のcrybaby、“GCB-95F”です。
ガリの取れないジャンク品でしたが試奏用としては問題ないので安値で買ってきました。
で、この2台の出音の違いですが、イケベの青モードのサウンドが比較的、現行のクライベイビーに似てると思います。
イケベの青モードの方が現行より高音のぎらつきが抑えられてて丸くやさしい聴き心地のサウンドだと思います。
赤モードは独特なこもりがあってクライベイビーとは異なるサウンドです。
開くと箱鳴りっぽい不思議な感じですね。新しい、モダンなワウって感じがします。
青と赤は全く別物で、2台のワウペダルの機能が1台に詰め込まれたお得感がありますね。
以上、なかなか素晴らしいです。何より色が良いですね。
現行のクライベイビーを買うよりはコッチの方が良さげな気がしますね。要試奏ではありますが。
自分としては近年のダウンサイズしたワウの方が気になってる感じですが、標準サイズの中では価格も高くないしオススメなペダルです。