これはもう説明不要なペダルかと思います。
1984年にアメリカはユタ州で創業したDigitechは、Whammyで一発当てた後、TALKERやXP300など多くの名機を輩出し、現在は空間系のデジタルペダルに力を注ぎつつ今に至ります。
一見して間違いなくメタル系ディストーションに見えますが、モチロンその通りです。
そして大きな特徴として、GAINツマミがありません。
ええ、LEVEL(ボリューム)でしか歪みが調節できないんです。
「どうせ歪ませ切って使うだから要らんだろ?」という粋な計らいなのかも知れんです。
この言い訳なしの仕様は心意気としては素晴らしいと思いますね。うん、実用性とか二の次な感じで。
あと、ライン直で鳴らしてもペラいサウンドにならないよう、MIXER用のアウトプット・ジャックがあって、なかなか便利です。
で、肝心の出音ですがこれも説明不要かと思います。
過剰に効くツマミによって耳に痛いトレブルや、鼓膜がつらい重低音がブチ鳴らせます。
あとコレは反則的な使い方ですが、LOWとHIGHを絞ってMIDを10~12時程度にセッティングし、ストラトのリアPUにてクランチ程度の歪みになるまでギターのボリュームツマミを絞りに絞って弾くと、ギターロックに馴染む味わい深いサウンドになるかと思います。個人的にはお気に入りの使い方です。
以上です。
パワーコードをミュートしてザクザク切り刻むような弾き方に良さそうな感じのペダルですね。あと、この見た目の存在感の強さが自分としては好きな感じです。
ちなみにこの”Death Metal”は、中国では漢字表記で“
死亡金属”のネーミングで発売されてます。買えたらちょっと欲しかったんですけどねぇ。