MXRは1972年にニューヨークで設立されたペダルメーカーで、84年に倒産してジムダンロップ社に買収され、今に至ります。
そんなMXRの買収前の作品で、おそらく80年頃のペダルかと思います。
リミッターという地味なエフェクトで、正直コンプレッサーと何が違うのかもわからなかったのですが、試奏してみたらなかなか面白げだったので購入してみました。
ツマミは4つ。右端がボリュームで左端がかかりの強さです。
真ん中の2つはギターだとほとんど変化なくて、よくわからなかったです。
120Vに変圧してベースにかけてやっと微細な変化がわかる感じで、とりあえず端の2つのツマミがメインなのは間違いないです。
で、ギターにこのエフェクトを使ってみると、とにかくサスティーンが伸びます。伸びまくります。
歪ませてもいないのにグングンと音が伸びるのはなかなか得難いサウンドです。コンプ使ってもココまで伸びないと思うので。
モチロンかかりを強くするとアタックが潰れるので、リード弾きで利用するか軽く歪ませるかするのが良さげな感じです。
でもってベースで弾くと軽く潰れてパコる程度なら良い風合いになりますし、総じて味わい深い感じです。
おそらくはベースで使う方がより有用そうな気がします。
以上、意外と使えます。結構面白いです。
クリーントーンで音作りしたい人や、とにかくサスティーンを伸ばしたい人は、中古で見つけたら是非試奏してみていただきたい。
特にベースで使うと、機能性や味付けで素晴らしい仕事をするのでオススメです。