今月8日頃発売の新製品。
まぁそんな近年のTC Electronicなので「見た目はTC、中身はベフリンゲー」ぐらいの覚悟と想定はして今回発売の新シリーズを7,8台試奏してみたんですけどね、
率直に言って、どれも良かったです。
既存のBehringerペダルで聴いたことのある出音だったかまでは判別しかねましたが、これが新生TC Electronicのサウンドなのだろうと思われます。
試奏した全てのペダルに手応えを感じたんですが全台買う金は無いので購入したのは2台。そのうちの1台がこのディストーション”GRAND MAGUS”です。
(ちなみにもう1台はアナログディレイで、コレはたぶん後日レビューします。)
そのサウンドはド直球なまでに轟音ディストーション。
粒が荒くない点でロシアンマフにも少し似てますが、マフよりも更に奥に広がるような轟音で、シューゲイザーとも相性良さそうな気がします。
そしてトーンの効きが良く、歪みのキャラクターも結構変わってきます。どの位置でも良い感じでした。
ローゲインでも使えます。歪みと絡めても良好ですね。轟音でいて卒がないです。
最後に仕様を書いとくと、トゥルーバイパスで9V電池使用可。フットスイッチが独特で、踏んだ瞬間にONになるのではなく、踏んだ足を離した瞬間にONになります。しかも内部にバネが仕込まれてました。
以上、この値段でこのサウンドは凄いですね。まるでベリンg…いや、なんでもないです。ペダルの製造国は中国ですが、デザインとエンジニアはデンマークだと記載されてたので、Behringerとは別に作られたものと思われます。
このGRAND MAGUSは特にオススメですが、TC Electronicの今回のシリーズは是非とも他にも色々試奏してみていただきたいです。