イギリス出身の名プロデューサー。今季放送中のアニメ”The Reflection”の挿入歌。
2017年発売のソロアルバム”THE REFLECTION WAVE ONE - Original Sound Track”に収録。
不勉強なんですが、今回のアルバムがトレヴァー・ホーンの初ソロ作品ってことになるんでしょうか。
経歴長い方なんで、だとしたら意外な感じっすね。
トレヴァー・ホーンはバグルスのボーカリストとしてデビューし、79年の初シングルがいきなり全英1位を獲得した驚異の新人だったのですが、
1stアルバム発表後に同じ事務所だった四大プログレバンドのYESからボーカルとキーボードが抜けたため、バグルスのキーボディストとともにYESに加入しました。
その後YESが解散してバグルスに戻りますが、YESは元ボーカルが復帰したのですぐ再結成し、ホーンはプロデューサーとしてアルバムに参加。
で、
こんな感じで割と硬派なバンドだったのを、
こんな感じの80年代バリバリのサウンドにしちゃいました。
これが全米1位の大ヒットとなったのですが、昔からのYESのファンから嫌われたそうで結局脱退します。
オーケストラ・ヒットとか曲に入れちゃうのはさすがにやりすぎ感あったかも知れませんね…。
ちなみに、いっしょにYESに入ったバグルスのキーボディストGeoffrey Downesは前述のYES解散後、キング・クリムゾンやエマーソン・レイク&パーマーら四大プログレバンドのメンバーと共に80年代産業ロック感もりもりなバンド
Asiaを結成して、めっちゃ売れたそうです。
YES脱退後は世界的な名プロデューサーとして大活躍します。
80年代臭が強めな洋楽のヒット曲は、結構な数この人が絡んでます。
そんなトレヴァー・ホーンが久しぶりに歌い上げてるのがこの曲なんですが、70近いジジイなのに何かもう全盛期感すらある瑞々しさを保っていて、少なくとも枯れてませんね。ホント良い曲聴かせてもらったって思えます。