フランスで活動したギリシャ出身のバンドによる、73年発表のセカンドアルバム。
(´・ω・`)ああ、ジャケを見ての通り今回はプログレなんだ。苦手な人にはすまないと思っている。
しかもここまでドップリと、どプログレなアルバムもそうそう無いと思う訳です。
彼らが活動したフランスがプログレの中でも相当濃ゆいバンドを輩出する地域であることも関係しているような気がします。
このAXISというバンドは、71年発売の1stアルバムの時点ではごくごく普通のロックバンドでした。
ギターレスな編成ですが、ノリが良くて華やかで、ラブ&ピースってかんじっすね。
次に、こちらが72年の時点での演奏です。
ちょっとビートルズっぽい感じで、プログレっぽい荘厳さも垣間見えますが、まだまだ普通にロックな楽曲です。
で、こちらが73年のセカンドアルバムの内容です。
何があったんですかね・・・。
今までのファンとかドン引きじゃないですかね。この変わりっぷりは・・・。
ちなみに今のは3曲目なんですが、1曲目はまだ普通なんです。最初の3分までは。
で、そっから先はガッツリとどプログレですよ。
7曲目まで聴くとこんなです。
うん。
やりたい放題やね。
全体的に曲の尺が短いのが救いだと思います。救いはあるんです。
そして、「(´・ω・`)ちょっとやりすぎたかな?」と思ったのか、最後の曲だけは軽快にノリの良い曲で締めてます。
でも最後の最後だけはプログレらしい荘厳な締め方でキメてくれます。
このアルバムを出した後は、シングルでイタリアンプログレの様な曲を出されてましたが、その後の消息は不明です。
以上、結局何がやりたかったんだろうって印象もありますが、短い期間の中で様々なジャンルの素晴らしい楽曲を数多く出されてたという点で、もっと評価されるべきバンドだと思います。プログレに耐性のある方にはオススメな1枚です。