今月15日発売の新製品。
2002年にHoney Bee ODを発表したBJFEことBjorn Juhl氏が改めて設計し製作されたのが、この新生“Honey Bee OD”になります。
ちなみに、オールドのSuproアンプからインスパイアを受けたオーバードライブだそうです。
BJFEのHoney Bee ODは入手困難かつ数万円以上のプレミアが付いてて、自分もコラボ品で3万円台の
BearFoot版しか持ってなかったのですが、今回は2万円台前半と比較的安価で発売されました。
仕様で新たに設置されたのが筐体右のスイッチで、トレブルが映えるMODERNモードと、以前のサウンドを踏襲したVINTAGEモードが選べます。
自分はMODERNの方が弾いててより心地良さがありましたが、好みや弾く音楽によりけりかと思われます。どっちも良好です。
出音の特徴としては歪みに太さ、奥行き、広がりが出ます。
トーンにやや暗めな印象がありつつも、なんとも豊かなドライブサウンドです。
何か空間系でもうっすら混ざってんじゃないのかと思えるぐらいの芳醇さです。
歪み自体はローゲインではありますが、この太さや広がりによって貧弱にはならず、心地良く鳴ります。
ただ、出力の小さいシングルPUで鳴らす際はなかなか歪まず、やや扱いにくくなるかもです。
歪んだアンプと絡めても非常に良好です。
アンプと絡めた際は、オリジナルTSのサウンドと比べるとあと一歩な感じですが、それでも十分に極上な歪みになります。
ちなみにクリーンなアンプでオリジナルTSと比べると、Honey Beeの方がアタック感と力強さがあり、太さ、奥行き、広がりが秀でてる感じでした。
以上、値段以上の素晴らしい歪みだと感じました。
自分としては充分にオススメしたいオーバードライブですが、やや派手さに欠ける点で垢抜けなさを感じる方もいるかもです。
それでも魅力は確実に感じ取れるはずなんで、じっくり試奏してみるべきペダルだとも思います。