ユーゴスラビアのバンド。75年発表の1stアルバムに収録。
ユーゴスラビアは2003年まで存在したイタリアの東隣りにある東欧の国で、現在は消滅した亡国。
50年代から70年代末までのチトー元帥による独裁的な政治の中で比較的自由で華やかな社会が形成され、79年には
7万人規模のロックフェスが開催されるほどにロックミュージックが隆盛でした。
ちなみに明後日にワールドカップ決勝を控えているクロアチアは、90年頃まではユーゴスラビア共和国の一部で、激しい内戦を経て独立しました。現在は治安も改善され、風光明媚な都市らしいです。
SMAKはユーゴの中でもセルビア出身のバンド。
セルビアは「
セルビアン・プログレ」と呼ばれるほどのプログレの産地ですが、このバンドに関してはガッツリと骨太なロックミュージックです。
それでいてほのかな異国情緒や強烈な70年代ロック臭が感じられて、自分的には実に美味しい出来栄えだなと思います。