松美庵さまのHPに載っている改造TUBULATORを頂きました。松美庵様この度は有難うございました。
で、早速部屋にあるTS系のオーバードライブをかき集めて比較してみました。アンプは近所迷惑になるんで、アンプシミュでの比較になります。
PODxtにて、JCとJCM-800のシミュで確認しました。使用ギターはFenderのストラト(76年製)、比較したエフェクターは以下の5つです。
・ARION TUBULATOR(無改造)
・Ibanez TUBESCREAMER(TS5)
・Paul Cochrane Timmy
・Dr.Lake Dynarive(ランドグラフ・クローン)
・ZOOM PD-01
まず無改造のTUBULATORと比較して、出音に明らかな差があることを確認。改造版の方は、OD-1にも似た耳に気持ち良い周波数が豊かに混在して、歪に立体感が加わったような感覚をおぼえました。エタニティを使用したことが無いので、これが「エタニティ真似のおかげ」かはわからなかったのですが、TS5やランドグラフのクローンと比べても、この気持ちよさは歴然でした。比較したどのエフェクターよりも出音が心地良く、改造版の素晴らしさを再確認できました。今後無改造のTUBULATORもTS5も、ついでにランドグラフ・クローンも使用する機会が無くなりましたわ。
気に入らなかった点は、おそらくTUBULATOR自体の問題と思われますが、PUノイズが大きい点。あとはトーンの効きが凡庸で、TimmyのようにJCでも重低音をズンズンいわしてくれるような万能さが無かった点でしょうか。
ちなみに自分が今メインで使用しているオーバードライブはZOOM PD-01なのですが、コレとの比較は、音の奥行きや気持ちよさの点では僅差で改造版が勝り、ローノイズ&低音が気持ち持ち上がる点でPD-01が勝っていたように感じました。
検証は以上です。今後メインで使用するかは未定ですが、とても気に入りました。これでノイズが少なく、低音がもう少し持ち上がるようでしたら、もはや敵う歪みは無いのではないかとすら思います。
実際アンプから流した音をyoutubeにてupしました。ジャズコでボリュームは控えめ、トーン、ディストーションは12時に設定して、酒が回ってヘベレケになった相方が弾いております。ギターはAriaPro II TS-500でハムのPUです。動画なので音が悪いのですが、実際はもっと奥行きが感じられるサウンドです。
http://jp.youtube.com/watch?v=BPcUkUYs9tQ
値段:A(元のTUBULATORも安いし、改造に使用したパーツも高くないっぽいので)
トーンの可変:C
音:A
歪みの可変:C
総評:A
*全て独断の評価です。