グヤトーンの新製品です。RHSは“Red Heat Series”の略との事。
音色は擬音で言うならバリバリ言わす感じです。バリバリ系。
これ系の音はDEPTH(歪み)を抑えても電池切れっぽい音になるだけなので、ボリューム含めてかなり上げた方が良さ気です。若しくはアンプ側で歪ませてオーバードライブ的に使うのもいけました。
ギター側はシングルPU向きな気がします。ノイズが少なく効きの幅も広く音色も結構変わりますね。出力の高いハムPUだとブバボボ言ってフリーキーな感じでした。
尚、筐体中央に2WAYスイッチがあって、歪みの粗さが変わる感じです。
下側だとファズディストーションぽく、上側だとよりバリバリに。
個人的な印象ですが、一聴してビンテージファズ的な風合いを感じました。
何分、古くからギターで有名なグヤトーンなので国産ビンテージな先入観が抜けないのですが・・・。
少なくとも、近年のBigMuffかFuzzFaceクローンばかりな風潮とは異なる、聞く人によっては新鮮なサウンドではないかと思います。まぁBigMuff大好きですけど。
それでいて、歪みの使える幅が広くノイズも少なく、古いファズっぽいけど古臭いわけではない、モダンな印象すらも受けますね。
古いファズにありがちな故障もしなさそうですしね。
以上、かなり面白く、しかも実用的なファズエフェクターです。
この手の出音は弾いてて楽しいですね。勿論ファズ好きにオススメできます。
実売価格が2万円台前半程度と、強気な値段をふっかけてくる事の多いファズものとしては良い値段だと思いますし。
まあファズって値段に係わらず面白いものが多いですけどね。数千円とかで出来の悪い子でもカワイイと言うか。