(´・ω・`)春の新製品レビュー第2弾。
Line6のStompbox Modelerシリーズがここまで小さくなりました。
もう数年前でしょうか、空間系エフェクターの名機をシミュレーションすることに長けたLine6が、過去のマルチエフェクターを集め、1台で100種類以上のエフェクトが出せる最強エフェクター
“M13”を発表しました。
これは自分も速攻で購入して、使える出音ばかりな多彩さに驚きましたが、いかんせんデカくて重過ぎました。
次にLine6は、機能の縮小を最低限に、筐体を半分以下にした
“M9”を発表します。
M13は4つのエフェクトを同時使用可能でしたがM9で3つになりました。
その他機能はさほど変わらなかったようです。
自分はM9の買い時を探っていたのですが、値段がなかなか下がらなかったので売れていたんだと思います。
しかし、それでもまだ筐体は大きく、重さもありました。
そしてLine6はM5を発売します。
大きさ、重さはBIGMUFFと大体同じです。
同時使用できるエフェクトは1種類のみになりましたが、よくぞここまでやったと思います。
この1台に、世の名機の何もかんもが100種類以上も入ってるわけです。
M13→M9と段階的だったから衝撃は薄いのですが、突然今M5が発売されてたら事件だったと思います。
まぁBigMuff並だから小さくもないんだけど、これで気軽に持ち運べるようになったのだから画期的です。
で、試奏です。
マルチですが、設定保存しなければ説明書も要りませんね。すぐ使えます。
イチバン左上のつまみを押すことでエフェクトの大枠(ディレイ→モジュレーション→歪み→フィルター→リバーブ)を切り替え、左右に回して種類を変えます。
エフェクトの大枠は色でわかるようにしてあります。なかなかユーザー思いです。ツマミも液晶見れば機能がわかるようになってます。
出音ですが、同社のVerbzillaと比べてみましたが劣化は無さそうです。
名機の再現とは言え、デジタルっぽさは完全には拭えません。自分は気にしませんが。
歪み系が思っていたより使えるものばかりだったので驚きました。
相変わらずディレイとリバーブが素晴らしい。飛び道具としても抜群です。フィルター系も遊べますね。
あ、あとチューナー機能があります。
以上、とにかく遊べて使える逸品です。よっぽど音質にこだわる方でもない限りオススメです。
エフェクターボードのスペースを広くする事に貢献してくれるのではないかと思います。
2万円前半の価格設定も、高くはないと思います。