今週発売した冬の新製品。
今回はギターエフェクターではなく、音楽ファイルのエフェクターです。
PCで利用する音楽編集ソフトです。winでもmacでも行けます。win7の64bitでも使えます。
簡単に言えば、ボーカルとかギターとかベースの音を曲の中から抜き取ることが出来るソフトです。
ボーカルを抜いてカラオケトラックにしたり、ギターの音だけ抽出して耳コピしたり、
他にもサンプリング的な用途でも使えると思います(著作権関係の問題とか別にあるけど)。
画面はこんな感じです。赤い円がカーソルで、四角にも出来ます。
真ん中のカラフルなメイン画面は、上が高音、下が低音、左右は普通にパンをあらわしてます。
たとえばイヤホンで右から聴こえる音程の高い出音に加工を加えたい場合は、右上にカーソルを合わせます。
で、ボーカルは大体真ん中にあるので円で囲います。
でもってメイン画面左のフェーダーを下げると、
ボーカル部分だけが消えて、カラオケ状態になります。
逆に、左は下げず、右のフェーダーだけ下げると、
ボーカルだけが抽出されます。
でもって、左の“EFFECT”を使って、抽出した部分だけにコンプとかディレイとかリバーブとかかけられます。
声だけにコンプかけたりとかできるわけです。
まぁ他にできることは簡単な尺のカットとフェードイン&アウト、曲を繋げたり、あと音程やテンポを変化させたり、でしょうか。
もちろん加工したものは加工した状態で書き出せます。カラオケトラックとか簡単にできますね。
・・・あんまり詳しくは無いんですが、例えば某動画サイトでの「歌ってみた」とか「弾いてみた」とか、あとMAD作ったりとか、そういうのにすごく便利そうな気がします。
で、短所的には、WAVとAIFFファイルしか使えません。しかも44.1か48KHzのみ。
MP3ファイルが使えんのです。
なのでmp3ファイルをWAVファイルに変更するソフトを入れる必要があります。自分はフリーソフトで何とかしました。
あと、音を抜くのは割りと上手くいくのですが、ギターとか一つの音だけを抜き出す場合、他の伴奏の音もうっすら入ってしまうので、ザックリとしかできそうに無い感じです。
とりあえずそのくらいです。DAWのソフトに比べると、できる機能が少ないな・・・とは思いますが、1万円台のソフトですから充分でしょう。
以上です。なかなか面白いのです。
あとはこのソフトを、どう有効に使うか、ですねぇ。