これを脊髄反射で「かっけぇ!」と思ってしまのは、俺がオッサンだからでしょうか。
ともあれKRAMERのBarettaです。最近の発売でインドネシア製。
KRAMERは1976年にアメリカで創業。いかにもHR/HM的デザインなギターを量産し、80年代にはfenderよりも売れていた時期もあるそうです。
しかしHR/HMブームが去ったからか90年代に倒産、
現在はGibsonの子会社として生産されています。
今回、このギターを買ったのは格好良かったからと、
べらぼうに安かったからです。
最安値で2万円を更に切ってますからね。
自分はHR/HMを全く通ってないんですが、このギターには格好良さを感じます。
1PU、1ノブのシンプルさからにじむ機能美。
角度のあるバナナヘッドにハムPU、そしてPUをかたむけるこだわり。
フロイドローズが乗っかるよりはコッチの通常タイプなトレモロのほうが見栄えは良いと思います。
出音ですが、意外にも出力が大きめです。クリーンでも歪むんじゃないかって位です。
適度にハイがカットされている上に何故かコンプ感すらある気がします。
歪みの乗りも良く、HRやるには文句無いでしょう。値段以上の出来です。
欠点としては、ネックのフレット処理が悪く、サイドの切っ先がチクチクします。
自分は金ヤスリをネックに沿って軽く数往復させて切っ先を取りました。ヘタにやると木材が傷つきますが、まぁ安物だから、演奏に支障をきたさない程度のキズなら良いかなぁと。
あとはアームを使うとチューニングがずれやすい位でしょうか。
以上です。初心者に最初の1本としてオススメしたい感じです。ネックも薄めで弾きやすいと思います。
HR好きじゃなくても様々なジャンルに似合うと思いますし、ステッカーとかバンバン貼っても面白いかと。
上級者が使っても、ライブの使用に耐えうると思います。
あとの問題は、売っている店が最近少ない点でしょうか。
あるにはあるっぽいですが。