フェンダージャパンのストラトキャスター。定番ですが最初期のものです。
1982年製で、ネックの記載を見たら5月11日とありました。
で、突然ですがクイズです。
Q:最初期のフェンダージャパンのギターのネックプレートには、どんな記載がされているでしょうか?
1、上2桁に“JV”の表記がある番号がふられている
2、上1桁に“A”の表記がある番号がふられている
3、上1桁に“E”の表記がある番号がふられている
4、その他
正解は、4のその他、「予約で購入した人の名前がプレートに記載されている」でした!
・・・まぁ“JV”表記のプレートも入ってたらしいので本当の正解は1と4なんですが。
自分が買ったこの中古には入ってなかったです。大事なものなのに(´・ω・`)
フェンダージャパンは1982年に設立。
日本では70年代からGreco、Tokai、Fernandes等が、安くて質の良いフェンダータイプのギターを量産していました。
そのコピー品隆盛の状況に止めを刺すべくフェンダー社がフェンダージャパンを立ち上げます。グレコのギターを作ってたフジゲンの工場が製造することになりました(97年以降は東海楽器などの工場に移行)。
その初期のフェンダージャパンのストラトは57年と62年タイプがエントリーされ、11万5千円、8万5千円、6万5千円の3つの価格帯で計6種類が発売されました。
価格が上がるにつれて、パーツにUSA製が多くなります。あと、6万5千円はラッカーではなくポリ塗装。
この“ST'62-85”は8万5千円のクラスで、PUとトレモロがUSA製、ピックガードとペグがたしか日本製。内部ポットは・・・忘れた。
ちなみに11万5千円の“ST'62-115”は全パーツがUSA製だったらしいです。でもって組み込みがフジゲンなわけで、相当な良品と思われます。
出音ですが、非常に元気が良いです。
ジャッキンジャッキンしてて、歪ませても原音が強く主張します。エフェクターによっては歪みのノリが悪そうですが、音抜けは良いと思います。
詳しい方から聞いた話ですが、70年代前半のフェンダーUSAに近いサウンド、らしいです。
最近のストラトでは聞けないタイプのサウンドだと思います。
以上です。
やっぱ初期のフェンダージャパンは噂に違わず素晴らしかったです。今ならプレミアもそんなにはついてないと思われますしオススメです。