
1978年製。今回はド定番です。
“ディストーション”と名付けられた初めてのペダル。
1974年にMXRよりこの“Distortion+”が発売されたことで他社も追従し、ディストーションの歴史が始まります。
という事は74年以前の歪みは、ファズペダルかアンプの歪みだけだったんですかね?
70年代前半って好きなバンドが結構多いんですが、歪みの選択肢は少なかったんスね。
で、そんな“Distortion+”ですが、正直に言うと自分はこのペダルを舐めてました。
「最初のディストーションってだけで、出音は・・・ねぇ」って感じでした。何も凄かねえなあ、と。
先日78年製のコイツを見つけて気まぐれに試奏してみたんですが、その歪みの芳醇さに驚き、考えを完全に改めました。
“Distortion+”、良いです。名機と呼ばれて然るべきペダルです。
Distortion+のサウンドは粗めの歪みで、ファズに近い要素もあるのですが、ファズに見られるアクの強さやクセが無く、余計な自己主張をせずソレでいて響きが心地良く・・・まぁ要はディストーションサウンドです。粗めの。「ブラウンサウンド」とも言ったりしますね。
この動画は74年製のですが、Distortion+を現行品でしか知らない方は驚かれるのではないでしょうか。
ガッツリ歪むんですよね。中低音もあるし。
自分も78年のを弾いてみてパッと聞き「お、マフ系か?」とさえ思いました。

現行品とも弾き比べてみたんですが、同じなのは歪みのキャラクターだけで他は全然違う、いや、全然及ばないと言っても良い感じでした。
まず現行品はビンテージ品より歪まないんですよね。なんでそんな仕様に変えたんでしょうか。
そして弾き比べると現行品のアラが浮き彫りになります。歪み方が何かきたない。のっぺりしつつも耳障りで安物っぽい感じ。
ビンテージの方は少々のこもりがあって、歪みは粗いながらもまとまりがあり聴きざわりが心地よく、厚みもあります。
正直、現行品とビンテージで相当な差があります。
micro ampとは正反対ですね。
現行のDistortion+は値段上げてでもビンテージ品のサウンドに近づけて欲しいですね。
まぁ
復刻モデル出てるけど。つーか現行品って売れてるのかなぁ。
ちなみに購入した店の話ですが、Distortion+は80年あたりを境にサウンドが変わるので、買うならソレ以前のブツが良いそうです。
Distortion+を「たいしたことない」と思ってる人にはビンテージ品を試していただきたいです。真価がわかりますから