主にフランスで活動したギリシャのバンド。73年発表のセカンドアルバムから。
最初音量が小さくて、段々と大きくなるのでボリューム注意。
でも大音量で聴いた方が心地良い類の音楽だと思います。
しっかし、ここまでドップリとプログレな曲もそうそうは無い気がしますね。
それでいてプログレの王道的な展開にもはまらない、真にプログレッシブな気質を感じます。
メロトロンが前面に出ててフレンチ・プログレっぽさがありつつ、技術をひけらかさずただ楽曲の妙味だけで勝負しているようなストイックさと、独特なグルーヴ感を維持し続けていて何とも独特で心地良い。
自分の中では、稀に見る傑作ではないかと思ってますよ。この曲は。
ちなみにこのバンド、ギリシャで活動してたであろう初期の作品はこんなどプログレではなかったんですよね。
これからたった2年で何があったんでしょうねぇ…。