最初期のものです。1979年製。
長野県松本市のエフェクターメーカー、日伸音波製作所によるブランド”MAXON”が1979年に発売した歪みペダルがこの、”OD-808 Over Drive”になります。
そして日伸音波製作所は、星野楽器のブランドibanezのペダルの製作も当時行っていて、同時期に海外で発売されたibanez”Tube Screamer”は、OD-808と中身が同じであったと言われています。
オペアンプが4558系ではなく、米モトローラ社製のMC1458Pが使われてるのも同じです。
つまり、このOD-808はオリジナルのチューブスクリーマーと同じ音で歪む、という事になるかと。
これは貴重な体験になると思い、購入してみました。
で試奏してみたわけですが、
OD-808の方がTSより中音域が強めで歪みに力強さがあります。
「歴然」とまでは言えませんが、両者に差は確実にありました。オリジナルは良いです。
で、OD-808に似た出音のペダルを探したんですが、
MARの方が音量大きめな以外はかなり似てます。ブラインドテストしたら聴き分けは無理なレベルで。
つーかMARはTS10(日本製)と同じかそれ以上に素晴らしいのでプレミアつく前に買っといたほうが良いです。生産中止になってますし。
という事で、オリジナルOD-808の実力は素晴らしいです。ぜひとも一度は試奏してみて頂きたい。
TSのオリジナルはとんでもない値段ですが、このOD-808なら探せば中古で数万からあるので、買ってみるのも悪くないかと思います。
(動画は現行品です)