フランスのバンドによる2000年発売の1stアルバム。
当時フランスの音楽といえば
ミッシェル・ポルナレフか
シャンソン人形か
越路吹雪ぐらいしか知られていない様な時代でしたので、フランスからギター・ロックのバンドがデビューしたというだけでも珍しがられましたし、しかもシャンソンとかではない、極上にメロディアスなロック・サウンドだったので驚かれたわけです。
自分がタヒチ80を知ったのはレコ屋の視聴機でしたが、それ以前に
渋谷系のコンピに収録されていたことで周知はされていたようです。
基本ゆったりとして、おだやかな風景を想起させるような心地よさがひたすら続くアルバムです。
ちなみに、英語で歌ってます。
普段の生活の中にスっと入ってきて溶け込んでいくようなメロディです。
実際、何の感情もなく道を歩いている時にフッと、このアルバムのメロディが頭の中を回ってるなんてことが何度となくありましたよ。
2000年代前半を代表する名盤だと思います。入手はしやすいと思うので是非とも聞いてみていただきたい。