今週から発売になった新製品。
Zahnradは、岐阜の新興ペダルメーカー
nature soundによる新ブランド。「ツァーンラート」と読むらしいです。初見で読めたら凄いっすね。
で、そのザフンラッドの新製品“3x2”は、
“ブラックフェイス”と呼ばれた60年代中期のフェンダーアンプの、
Volume6
Treble6
Middle3
Bass2
という”Magic6”と呼ばれた極上なセッティングのサウンドを収めたプリアンプ・ブースターとのこと。
つまり、その設定のサウンド一発を出すためだけの、ボリュームツマミしかない潔い仕様なペダルであります(ちなみに内部にはトリマーがひとつありましたが、それは回しちゃいけないそうです)。
で、肝心のサウンドですが、クリーンなアンプに繋げると基本出音がデカくなるだけであまり歪みません。
なのでアンプ側のGAINやDISTORTIONツマミをちょっとだけ上げて鳴らすと、ゲインブースとして極上なドライブサウンドが鳴らせます。
歪みの質としては、良い感じにギラついた粗さで、攻撃的なサウンドでありつつも芳醇さがあります。
アンプの定番ジャズコーラスとの相性も素晴らしく、ボリューム絞ったクリーントーンにフルテンで踏んで爆音鳴らすのも良いんですが、DISTORTIONツマミを8時か9時、MIDDLEツマミをかなり上げ目で調節しても相当良い感じになるのではと思います。
以上、これは素晴らしいです。ロックなサウンドを求める方にオススメです。
現状の実売価格も1万数千円程度で、この値段でこの歪みは良い買い物でした。
あと、同時発売されたリバーブも一緒に買ったんですが、これも一緒に使うと更に素晴らしいです。近いうちにレビューします。
視聴できる動画は下のだけでした。“3×2”は動画30秒くらいから。あまり歪ませたサウンドじゃないです。