⑭Leqtique“Roger+MAT” 2018年4月発売
⑮Leqtique“MAT+Roger” 2018年4月発売
⑰Leqtique“9/9+RED” 2018年5月発売
⑱Leqtique“RED+9/9” 2018年5月発売
⑲Leqtique“Beryl” 2018年5月発売
という訳で、今年に入ってからガンガンに新製品を発表しているレクティークによる17番目か19番目ぐらいの作品が、このオーバードライブ・ディストーションの“Beryl”になります。
名前の由来はエメラルドの主成分であるベリリウムらしいです。
機能としてはトランスペアレント系で、
よって原音に忠実で
反応が良くピッキングニュアンスが出せて
ゲインを絞ればクリーンになるのでクリーンブーストとしても使えて
ゲインがディストーションになるぐらいまで上げられて、
まあとにかく「いいとこ取り」っぽい感じの歪みペダルです。
例えばボリュームを12時あたりにして他のツマミを絞り切ると、ほぼ原音と同じになります。バッファーとしてもいけるかもです。
その状態からボリュームを上げることでクリーンブーストします。
ゲインを控えめに上げればオーバードライブになります。真ん中のツマミの”トレブルカット”によって軽くこもった風合いになってTSっぽくなります。フルにカットしてもこもり過ぎにはならず、扱いやすいツマミです。
更にゲインを上げればディストーションになります。結構低音がブリブリと粗くなるので、小さなツマミの“ローカット”でスッキリとした心地良い歪みになります。
TSとかに比べると原音が強めなので、出音の良いギターで弾いた方が良さげです。
あと自分的にはカッティングよりもソロ向き、シングルPUよりもハムPUの方が良い音しそうな印象でした。
あと、できれば9ボルトではなく18ボルトの電源で使用した方が歪みに広がりや奥行きが出て、より良い感じです。
以上、非常に良く出来たトランスペアレント系の歪みペダルです。それ系に興味ある方に特にオススメです。
ただ、今は時期的に先日発売された”MAR Vptp”が限定発売品なので、レクティークを買うならソッチを先に買うのを自分的にはオススメしたいです。
あと、自分がレクティークで最も気に入ってるペダルは
MARですが、このBerylは幅広い様々な使い方があって心地良い歪みが鳴らせるので、レクティークの歪みを1台しか持てないとしたらコレを選ぶかなぁとか思いました。