大阪の新興メーカーによる新製品。3月頃発売。
リバーブの中でもshimmer系とか、飛び道具としての使用に特化したと思われるペダルがこちらの“ABRACADABRA”になります。
仕様は説明するよりは使っていく内に感じ取った方が早い気がしますが、筐体上部のスイッチは左からアンラッチ、テール、キルドライ、つまり「踏んでる時だけエフェクトがかかる」、「エフェクトを切っても残響音が残る」、「原音がカットできる」です。キルドライは大事っすよね。
使い方としてはクリーントーンでもモチロン行けますが、アンプか後段のペダルでおもいっきし歪ませて、ノイズ、サイケデリック、シューゲイザーといったジャンルで弾くのが良さげかなぁと思うのです。
MODEは8種類で、ビブラートがかかったモードでリードを弾くと音程が不安定で、何か古くて無国籍な、不思議な雰囲気のトーンになったりします。
「inf」という効果がかかったモードは、一度コードを弾いてからスイッチ踏むと永遠にその音が伸び続けるエレハモの“
Freeze”みたいなやつで、コレが最小サイズのペダルで使えるのは嬉しいですね。
この「inf」でアンプか後段のペダルで歪ませた音の壁を作ると、もうそれだけで手軽にシューゲのサウンドになります。もしくは更にひたすらワンコードでギターソロ弾くってのも良い感じになるかと思います。
以上、飛び道具系のエフェクトが小さな筐体に収まった1台で、ソレ系が好きならオススメです。
普通に使えるサウンドはほとんど出ないんですが、あえて使うことで今までの自分にはない、何か新しいアイデアが湧いたりするんじゃないかと思うんですよね、こういうのって。