Bondi Effectsはオーストラリア出身のバンドマンがアメリカに移住し発足させた新興のメーカー。
そんなBondi Effectsの代表作と言えるのがこの“sick as overdrive”だと思うのですが、比較に挙がるのがklonのCENTAURです。
まぁ、弾いてみたらそんなには似てないかなとも思いましたが。
ですがソレはソレとして、かなり良いです。
新興メーカーながら人気作なだけのことはあります。
仕様はボリュームとゲインの他、BASSとTREBLEのブースト。
あと2WAYスイッチがあって上に入れるとコンプ感が増します。
自分が特に優秀だなぁと思ったのはゲインをゼロにした時の使い勝手。
TREBLEツマミで硬質で鋭い高音域と、BASSツマミで足が地に着いたようにしっかりした中低音が付加され、クリーントーンが力強い出音になります。
特にカッティングで弾けばキレッキレなサウンドです。
アンプの歪みと絡めてもトレブルが映えて素晴らしい。
かなりの逸材です。
ゲインを上げて歪ませる際には、BASSとTREBLEのツマミを絞り切って弾くとクリーミーで少しこもりがあって独特な心地よさのある歪みになります。
そこからTREBLEツマミを上げると、粒が粗く硬い歪みが性質として付加されていきます。それもまた良い感じです。
BASSツマミは歪ませてる時も悪くはないのですが、ゲイン絞ってクリーンで使用してた時の方がよりしっくり来てた気がします。
以上、かなり良いモノなので試奏して色々試してみると面白いかと思います。オススメです。