7月31日頃から発売された新製品。
⑭Leqtique”EDM” 2018年7月発売
というわけで、色違いや
ニコイチのシリーズを除けば14台目ぐらいになる新製品がこの”EDM”で、しかもレクティーク初の歪み以外のペダル、デジタルディレイになります。
で、率直な感想を先に書きますが、
発振が凄いです。
過去に聞いた事のないような、デジタルな発振音がします。
そのデジタルかつ音楽的で、アタック音がバスドラっぽく効いてる発振から”EDM”とネーミングされたのだと思われますが、まるでテクノを鳴らしているかの様な発振音は初めて聞きましたよ。
ディレイタイムを絞りきったところから飽和する発信音はEDMにありそうな感じですし、
その後にタイムを調整して「ドューン!ドューン!」と4つ打ちのバスドラみたいな発振に変化します。
そのタイムが狭まると高速の4つ打ちになり、デジタルハードコアっぽくすらなります。
でもって発振している間もギターの原音が何故か鳴らせるので重ねて演奏も可能です。
不思議なのは、発振音がなかなか劣化や崩壊をしない点で、まるでループでもしているかの様でした。
あと、小さなツマミambientでこもりが入る感じもテクノっぽいです。
発振ではなく通常使用のディレイとしては、良い意味でのデジタルっぽさが長所になってます。
ハイファイで明瞭にキレイに鳴ってくれます。
ambientツマミでこもると言っても、アナログ系のこもりとはまた意味合いが違ってる感じがします。
以上、発振好きなら先ず買うべきですし、ディレイとしても非常にオススメな逸品です。
なにより、ディレイにはまだまだ可能性が広がっていたのだと気付かせてくれる点で嬉しいペダルでもあります。