今週から発売の新製品。
bjf氏設計による今作の歪みはマーシャルの”
Jubilee”系と思われるディストーションです。
ジュビリーといえばマーシャル最高傑作と誉れ高い心地良い歪みのアンプで、自分も一時期購入を考えてた逸品であります。
ネックはデカさと重さなんですけどね・・・
ミニアンプであっても出来は良くても相当重い。
そんなジュビリーの歪みの心地良さをこの最小サイズで手に入れられるならば安いもんなんですけどね。
で、購入して弾いてみたら、あの心地良さに到達し得るぐらいに素晴らしいものでした。
設定で結構頑張りましたが。
仕様はボリュームとゲインの他、ミッドとトレブル。BASSツマミは無いようです。
まず弾いてみた第一印象は、中低音が出まくってます。
しかもよくコントロールされていて、耳や身体に辛くない上品かつ重厚な中低音です。
おそらくはこの低音域を下手にイジって欲しくないからのBASSツマミ無しかとも思いました。
次に気付くのは、ゲインが下がりません。
GAINツマミを絞ってもガッツリ歪みまくりです。
そしてGAINつまみをフルにすれば凄ぇハイゲインになるかと思いきや、そこまで過剰ではなくゲインの可変幅は割と狭いです。
なのでゲインを下げた演奏を試みたい場合はギター側のボリュームを下げる必要があります。
出音の感想は、ザックリ言って心地良いです。
そしてMIDとTREBLEを調整することで結構歪みのキャラクターが変わります。
ここでしくじると心地良い出音にならないので色々と設定してみてください。自分は全ツマミ結構上げ目になりました。
ギターはシングルPUのストラトでも良い音しましたが、ハムPUのレスポールの方がより向いてそうな気がします。
自分的にはPUスイッチは真ん中で、フロントPUのトーンを絞り目にすると良い感じでした。
ジャズコーラスの場合はアンプのMIDとBASSとディストーションを上げ目で更に良い感じになりました。
これだけやって、ジュビリーのあの心地よさに届いたかと思います。
ギターやアンプの個体差もあるので色々設定して見て欲しいのですが、自分はレスポールで弾くのが馴染んで良い感じでした。
以上、なかなか良いものでした。オススメな1台です。
コレ系の歪みが好きな方ならおそらく気に入ると思いますし、使いこなせば実践的で素晴らしいサウンドが出せます。
動画はまだ見つからなかったんで後日追記します。