94年発売。
1980年頃に東京で活躍したプログレバンドを録音したアルバムで、その内容は日本のロック史における文化遺産であり、歴史的財産であると評しても言い過ぎではないと思います。
収録されているのはメイド・イン・ジャパン・セッション・バンド、タイム・ユニット、アクアポリス、グリーンの4バンドで各1曲。
グリーン以外は1曲10分以上の大曲が収録されています。
まあ、プログレだから。
1曲目のメイド・イン・ジャパン・セッション・バンドは、
アウターリミッツのキーボードとベース、観世音のキーボード、アクアポリスのドラムの4名によるセッションで、81年にスタジオペンタでレコーディングされた。
どこのペンタかは不明。新宿のペンタなら練習で使ったことあるな・・・。
この録音は発表されず御蔵入りとなり、バンドも吉祥寺シルヴァーエレファントで1回ライブして終わった模様。
まぁ、そんな激レアな音源が入っているアルバムなワケです。
内容は、リズム隊の上でキーボード2台が80年代の香ばしい音源で弾きまくり、風味豊かです。歌もちょっと入ってます。
2曲目のタイムユニットは、現代音楽の
スティーヴ・ライヒに影響を受けたポリリズムを取り入れたバンドで、
美狂乱の元メンバーがベーシストとして加入している。
82年に新宿JAMで録音されたライブ音源で、他に録音した音源があったのかは不明。他ではそうそう聴けないバンドなのはたぶん間違いない。
3曲目のアクアポリスは、早稲田大学のプログレ専門サークル“イオロス”の出身のバンドで、ゲームクリエイターとして著名な中潟憲雄氏がキーボードを担当している。
天狗のお面が街を破壊しまくる伝説的なバカゲー「
暴れん坊天狗」のプロデューサーであり、アーケードゲームの傑作「
源平討魔伝」の音楽も担当されています。
こちらもスタジオペンタでレコーディングされた音源だそうです。
この曲だけyoutube上にありました。
2つの動画に分けられてますが、実際は16分超の大曲です。
アクアポリスは雑誌MARQUEE MOONの付録のソノシート(薄いレコード)が唯一発表されていた音源で、コレも非常にレアなトラックです。つーか収録曲全部激レアです。
最後4曲目はグリーンというバンドの「都」という曲。
80年に吉祥寺シルヴァーエレファントで録音されたライブ音源で、音質が悪いながら生々しく勢いのある素晴らしいインスト曲です。
このマルハチブログの共同執筆者であった中野は、このアルバムに収録されたグリーンがどんなバンドかを追っていたのですが、有力な情報は得られなかったようです。
今自分が調べた限りでは、キーボードを弾いている白田朗氏は小室哲哉氏と親しく、TMネットワークや渡辺美里のサポートメンバーをされていたそうです。
最後に、生前の中野と当時のプログレ界隈に関してメッセで雑談した際のログを12年前にアップしていたので、参照していただければ嬉しいです。
このアルバムは私、山田と中野が共に好んで所有していた、共通の趣味のアルバムでもあり、思い入れの深い1枚です。
現在では廃盤ですが、たまにamazonやヤフオクでプレミアついて売られてる様です。