イギリスの西に位置する島国、アイルランド出身のバンドによる2ndアルバム。91年発売。
このブログをよく見られている方のほとんどが知っているであろうシューゲイザーの名作。
そして、当時のエフェクターを様々に駆使することで新たなサウンドを獲得した革命的なアルバムです。
前半に派手な轟音がブッ放されたナンバーが続きますが、後半にUKロック然とした佳曲が並ぶのも聴きどころだと思います。
インターネットが普及した現代では、あのサウンドはメインの歪みが
Marshal”SHREDMASTER”だったとか、
リバース・リバーブを歪ませて出していたとか、JazzmasterやJaguarのトレモロアームをゆらゆら持ちながら弾くことで音程を微妙に揺らしていたとか様々に解析された情報がいくらでも出てきますが、2000年代ぐらいまでは、どうやってあんな轟音を出していたのか不思議がられていて、神秘的な存在でした。
ちなみに自分が初めてこのアルバムを聴いたのは発売されてから数年経った後で、当時は活動しているのかどうかもわからない幻のような存在でもありました。
たしか90年代後半に、ドラムンベースのアルバムを作ってボツにしたみたいな噂があったような気がします…。
その後は2013年に3rd“MVB”を発売するまで、ごくごくたまに他のバンドのリミックスとか手がけて話題になることがあったりする程度でした。
上の曲は98年に発売された
プライマル・スクリームのEPに収録されたマイブラによるリミックスですが、もし当時マイブラがアルバムを出していたなら、こんなサウンドになっていたんじゃないかと想像を掻き立てられますね。これはこれで凄く良い。
ええ、あれは聴きに行ったとかではなく、体験したと書く方が正しい。
当時
ブログにも書いたんですが、爆音って、低音が耳と身体に負荷をかけて気持ち悪くなってくるんですよ…正直、低音は下げて欲しいと思ってしまった自分は、シューゲイザー好きとしては失格なのかもしれんです。にしても音デカすぎるよマイブラは。