今年6月頃に発売された新製品。
ignition/of/mass-products//は、2018年より始まった大阪の新興メーカー。詳しくは
こちら。
以前にRAT系のペダルを発表されていましたが今回は、74~75年のMXR“Distortion+”のサウンドに影響を受けたペダルとのこと。
“Distortion+”と言えば、現行品とビンテージでかなり出音が違うとよく言われます。
ちなみに当時「マフ系か?」とか書いてますが、どうなんでしょうね…78年のはそうなのかもです。
で、比較なんですが、
右のは75年のDistortion+です。ええ、実は持っております。
で、弾き比べてみるとほぼほぼ同じです。
詳しく聴くと、左の“Direction”の方がやや中低音にコシがあってより好みです。
サウンドとしてはコード弾きよりもリード弾きの方が向いてる気がしますね。
単音に艶があって、気持ちの良い響きがします。
コード弾きはローゲインにしてアンプの歪みと絡めると味わい深かったりします。
ゲイン上げると気持ちシャーシャー言う傾向があるので、ギター側のトーンつまみをしぼりぎみにして弾いた方が良さげですね。
あとGAINツマミを絞り切ると”Murd-Mode”になり、ローゲインから突然、歪みのキャラはそのままに暴れたファズっぽいサウンドになります。この機能面白いっすね。
以上、弾いててかなり楽しいディストーションです。
意外とコレ系の歪みは少ない気がしますが、バンドで使うと悪目立ちせず馴染むのではないでしょうか。
問題は、生産が極端に少ない点で、ひとまず楽器屋で74,5年のビンテージなDistortion+を試奏してみて、気に入るかどうか試して見ても良いかと思います。ともあれオススメです。