12月14日発売の新製品。
初回入荷が即日完売となった話題の新製品。
写真右下のブツ(トランスミッター)をギターやベースに挿してヘッドホンの電源をonにすれば、弾いた音がヘッドホンから鳴るという、主に練習用な代物です。
もちろんソレだけではないのですが、仮にソレだけであっても充分と思えるぐらいに音がノーロイズで立体的で素晴らしく、トランスミッターの反応も何の違和感も無いぐらい良いです。
仕様ですが、左側の耳あて側面が電源スイッチ、右側下部の銀色のローラーがボリュームです。
右側ローラーの上にある2つのスイッチは、押すと歪んだりクリーンになったりとモードが変わります。
で、弾いてみるとわかるのですがこの機動性は素晴らしいです。
ギター弾きながらどこへでも行けます。
まず部屋から出られます。
玄関から外へ出られます。
何ならそのまま最寄りの駅まで行って電車乗りながら弾くことだってできます。
不審者扱いされて万が一警察署に連れて行かれても、充電(最大5時間)が続く限りギターを弾き続けることが出来ると思います。
ですが、
「これではエフェクターが使えないではないか」と、すぐに気付かれたと思います。
エフェクターを使うには、スマホに「WAZA-AIR」という商品と同名のアプリを入れて、bluetoothでつなげて操作します。
iPhoneだとアプリ立ち上げるとこんな画面が出ると思うので、ヘッドホンの電源を入れて「Bluetooth MIDI Device」というボタンを押し、「Not Connected」の表記が出てたらソコを押せば「Connected」に表示がかわって使えるようになります。
うまくいかなかったら説明書見てください。
自分は「Bluetooth MIDI Device」というボタンを押すのさえわかったら、何も問題なかったです。
アプリ「WAZA-AIR」にはヘッドホンの細かい設定や一通りのエフェクター、チューナー、プリセット等が入っているので是非とも活用したほうが良いと思います。
何げにアコギのシミュが自分が聞いた中で過去最高かもって位に気持ち良いです。
最後に、この新製品の売りとも言えるジャイロ・センサーによる立体音響テクノロジーですが、たしかに首や身体の向きで鳴る音が立体的に変化して、初見でほとんどの方が感動すると思います。
自分も試奏して「凄ぇ!買うわ!」って、まんまとなりましたし。
ですがこの機能をずっと使い続けるかは、もう少し弾きこまないと判断が難しいです。
と言うのは、弾いた音が右や左や後ろから鳴ってる様に聴こえたりするより、常に正面からのベストな状態で鳴ってくれた方が聴いてて気持ち良いですから。
自分はひとまずそういう設定で弾くようにしてます。本当にギターの音が綺麗で気持ち良いから、ベストな状態で聴くことを優先させたいと思うんですよね。
買って1日程度の今のところはですが。
以上、家でアンプからギターを鳴らせない環境の方には特に素晴らしい仕事をしてくれそうなブツだと思います。とにかく弾いてて楽しいですし。
ただ、ここまでやってくれたらスマホから曲を流して合わせて弾けるとか、ドラムパートが鳴らせるとかがあれば更に中毒性が増したように思います(機能として有りそうなんで自分が見落としてるだけかもしれませんが)。
あと、あまりにも音が心地良く素晴らしいので、コレをヘッドホンで聴くだけに使うのはなんか惜しいんですよね。
スマホのアプリから録音できるような簡単なDAWとか入ってたら、コード類一切無しで音源が作れて快適なのにとか思いました。
ともあれ弾いてて楽しいものなのでオススメです。値段が少し高めですけどね。