2011年製。
先日、思うところがあって購入しました。
思うところってのがですね、
ガチで素晴らしい出音と作りだったので、
「あと2,3本ほしいな」と思い、
実はすでに同社のテレキャスも買ってあるんですが、
「レスポール系のもほしいな」と思い、
でもBlack SmokerのLPは高価なので、
「せめてマホガニー材でリアがハムPUのがほしいな」と思い、
色々と物色してたんですが、
「そういやBlack Smokerのビルダーさんって元フジゲンだったな」と思い、
フジゲンの良さそうな中古を物色してみたところ、
マホガニー材のを比較的安く見つけたんですね。
まぁそんなことを思いながら購入した次第です。
Export OSはフジゲンにおける上位機種のギターなんですが、
この個体はカスタムハウス製のオーダー品で、
良質な木材が使われた実質、最上位機種になります。
ネックは良い感じに柾目な1ピースのメイプル材。
ボディはキルトメイプルトップでマホガニーバック。
メイプルの指板やシングルPUを気にしなければ、70年代後半のレスポールと大体似たような仕様だと勝手に思ってます。
ペグやブリッジはGOTOHで、スイッチはタップらしいのですが謎の3WAYでした。
なので、Bartolini製ピックアップのレビューもすこし兼ねてます。ちなみにBartoliniは、米カリフォルニアにてBill Bartolini氏が1973年から製造開始したピックアップメーカーです。
Bartoliniは昔からのメーカーでビンテージ系のサウンドと聞いてたんですが、シングルPUはクリーンとグラッシーが過ぎてモダンな印象さえ受けます。それでいて中低音が下支えしてて、ペラさや軽さの無いしっかりとしたクリーントーンです。
歪ませたトーンは問題なくレスポールの代役を果たせますね。シングルPUのサウンドも歪みとなじんでます。
近年ギターの価格が高騰してて、良質なギターを買いやすい値段(自分的には20万円以下)で買うとなると、国産メーカーのカスタムオーダー品が特に狙い目だなと思ってます。
カスタムオーダー品って、仕様がオリジナルでよくわかんないからか、意外と安めに値段設定されてることが多いんですよ。見つけたら試奏してみる価値はかなりあると思います。