先日購入。
NationalはGeorge BeauchampとJohn Dopyera、Rudy Dopyeraの兄弟によって1925年に設立されたアメリカのギターメーカー。
ジョージ・ビーチャムは発明家で、1931年にリッケンバッカー社と世界初となるエレキギター、
frying panを発明し、発表しました。
なのでジョージ・ビーチャムは「エレキギターの父」と評されても良いぐらいな人かも知れんです。
ドピエラ兄弟の方は1928年にNationalを離れ、ドブロギターで有名なDobro社を設立、ジョン・ドピエラがリゾネーター・ギターを発明しました。
ちなみにアンプで有名なSuproはNational社によるブランドですが、現在はD'AngelicoとPigtronixの親会社であるBond Audio社がSuproのブランド名を買収、取得しているそうです。
そんなナショナル社のエレキギターNewPort82は、1963年に発売。
ボディはアメリカ合衆国のカタチを模した形状で、
FRP樹脂(ガラス繊維の強化プラスティック)をモールド成形してます。
中は空洞で生鳴りは深いです。
状態はあんま良くなくて、リアPUを装着したザグリ跡をガムテープで隠してあります。
あとペグとブリッジも非純正で、配線も改造されてツマミは何故か全部ボリュームにされてます。
フレットも残りはギリギリですが、おかげで安かったですよ。美品だったらプレミア付いてて買えてないですから。
PUはシングル1発ですが、丸く太く暖かい、しみじみとした鳴りです。
歪みのノリも良くて、自分は気に入ってます。鋭いサウンドとかは出せませんけど。
PUセレクターは上にするとこもったサウンドになります。エスクワイアと同じようなプリセットの仕様と思われます。