最近購入。
数多のビッグマフの中でイチバン見た目が格好良いマフと言えば
V6 Reverse Logoで確定だと思いますが、この深底時代の初期ブラックロシアンマフも自分的にはトップ3に入るぐらいの格好良さだと思ってます。
Electro-Harmonixは1968年ニューヨークで創業のメーカーで80年代に一度倒産。
90年代半ばから2000年頃まではロシアで製造し、その後再度ニューヨークで復帰しています。
90年代にロシアで製造されたビッグマフをロシアンマフと呼び、基本低音強めで以前よりファズみを抑えたディストーション寄りなサウンドが特徴です。
筐体は多くの種類があり、ざっくり言うと最初期が銀色+緑色、初期中期は緑色で後期は黒色です。自分が買った黒マフは底が深い「Black Russian bigbox」で、黒マフの中では初期の筐体になります。
ロシアンマフのサウンドは、
トールフォントと呼ばれる緑マフ初期までと、
それ以降の中期緑マフ&黒マフではサウンドが異なるが、
中期緑マフから黒マフまではサウンドは同じであると、
マフに詳しい楽器屋店員さんから聞いたことあります。
つーか10年以上前に茶水の某楽器店にて、10台くらい各時代のロシアンマフを並べて試奏する現場に偶然立ち会ったことがありまして、試奏の結果として「中期緑マフから黒マフまではだいたい音が同じ」と店員さんに聞かされました。
というわけで今回は初期緑マフの「
トールフォント」と初期黒マフの「ビッグボックス」で試奏してみます。
ちなみにトールフォントはツマミの始点終点が変な位置になってます。たぶん仕様です。
弾き比べるとトールフォントの方がファズっ気が強くてトーンを上げると破綻しかかったサウンドになりファズ好きには魅力的ですが、初期黒マフも充分に低音の利いた轟音で、それでいて扱いやすいファズディストーションでロシアンマフらしい良い感じだと思います。なにより見た目で気に入ってるんでね。申し分無しですよ。